E・M・フォースターのためらい

－「儚さ」と「永遠」のはざまで－

著｜山本洋子

定価2,750円（2,500円＋税）

在庫:あり

仕様：A5判上製

ページ数：196

ISBN：978-4-434-10282-0

発行日：2007/03/15

概要

20世紀初頭に主作品5作を執筆したE・M・フォースターは、ナチズムや共産主義、機械文明を批判してさまざまな講演、著述をして著名だが、真実と美を追い求めるロマンティストでもあった。文明と自然、知性と感性の狭間で揺れる作家の戸惑いを掬い取ったのが本書である。効率主義的な現代、ともすれば切り捨てられがちな作者の繊細かつ儚い個人的思索と想いに注目し、耳を傾けることこそ現代の私たちに必要なのではないだろうか。

著者紹介

佐野短期大学特任教授、日本大学非常勤講師。

【主な著書】

• 『異文化との出会い』（共著）　三修社　1986
• 『思考する感覚』（共著）　国書刊行会　1996
• 『心の旅路』（共訳）　新水社　1997

装丁

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