多目的最適化と工学設計

多目的最適化と工学設計

-しなやかシステム工学アプローチ-

著|中山弘隆
著|岡部達哉
著|荒川雅生
著|尹禮分
定価4,715円(4,286円+税)
在庫:なし
仕様:A5判並製
ページ数:290
ISBN:978-4-434-11338-3
発行日:2007/12/25
summary
   

あれもこれもよくしたいという多目的最適化問題では、近年、進化型計算法を用いてParetoフロンティアを求めようとする研究が盛んになっている。一方で、実際の意思決定においては、そのParetoフロンティアからどの解を一つ選ぶかも重要な課題で、そのために古くから対話型解法が研究されている。本書はこれらの2つの異なるアプローチを融合し、さらに近年開発されたいくつかの他の方法や、工学設計問題で特に重要となっている関数評価回数をいかに少なくするかという逐次近似最適化についても言及している。また、実際に応用するという立場から、多くの工学設計問題への応用例を含んでいる。大学高学年および大学院における教科書・参考書として、また現場で工学設計に携わる実務家に対する応用のための手引き書となる。また、本書における例は工学問題が中心になっているが、述べられている手法は工学問題に留まらず、広く、計画、管理、制御等の問題に適用可能である。

introduction
中山弘隆(なかやま ひろたか)

甲南大学理工学部教授、工学博士(京都大学)。

岡部達哉(おかべ たつや)

株式会社国際電気通信基礎技術研究所 脳情報研究所 計算脳イメージング研究室。

荒川雅生(あらかわ まさお)

香川大学工学部准教授。

尹禮分(ゆん いえぶん)

香川大学工学部准教授。

※発行時の奥付より
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