例題で究める基礎力学コア

例題で究める

基礎力学コア

著|御法川幸雄
定価2,530円(2,300円+税)
在庫:あり
仕様:A5判並製
ページ数:250
ISBN:978-4-434-30797-3
発行日:2022/08/30
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summary
   

ベクトルと微積を用いて、ニュートンの運動方程式から、高校・大学で学ぶ力学の基本法則をすべて導出する。物体の運動をさまざまな切口で見る例題により、運動法則が根底から理解できる。入試問題を軸とする例題展開により、力学の視界が開けることが示される。すべての章の記述は、運動方程式をベクトルで考え、微積で解くことを明確にしながら、初学者でも無理なく読み進められるように書かれている。

contents
  • はじめに
1 ベクトルとスカラー
  • 1.1 ベクトルとスカラー
  • 1.2 ベクトルの図示
  • 1.3 ベクトルの成分表示
  • 1.4 ベクトルの和
  • 1.5 ベクトルの差
  • 1.6 スカラ一積(内積)
  • 1.7 ベクトル積(外積)
2 速度と加速度
  • 2.1 速度
  • 2.2 変位ベクトル と経路ベクトル
  • 2.3 速度の合成
  • 2.4 相対速度
  • 2.5 加速度
  • 2.6 加速度の接線成分と法線成分
  • 2.7 2次元極座標
3 力の表し方
  • 3.1 力の表し方
  • 3.2 力のつりあい
  • 3.3 力の合成と分解
  • 3.4 いろいろな力
  • 3.5 作用・反作用の関係にある2力
4 運動の法則
  • 4.1 ニユートンの運動の3法則
  • 4.2 運動方程式の積分(1)
  • 4,3 運動方程式の積分(2)
  • 4.4 運動方程式の積分(3)
  • 基本的物理量のまとめ
5 いろいろな運動
  • 5.1 運動方程式のたて方
  • 5.2 重力のもとでの運動
  • 5.3 単振動
  • 5.4 等速円運動
6 力学的エネルギー
  • 6.1 仕事
  • 6.2 保存力とポテンシャル・エネルギー
  • 6.3 力学的エネルギー保存の法則
  • 6.4 非保存力の仕事と力学的エネルギー
7 運動量と力積
  • 7.1 運動量と力積
  • 7.2 運動量保存の法則
8 角運動量と回転運動
  • 8.1 角運動量保存の法則
  • 8.2 回転運動の運動方程式
  • 8.3 面積速度
9 非慣性系と見かけの力
  • 9.1 並進座標系と見かけの力(慣性力)
  • 9.2 回転座標系と見かけの力(遠心力, コリオリの力)
10 物体(質点)系から剛体へ
  • 10.1 2物体(質点)系の運動方程式
  • 10.2 2物体(質点)系の重心(質量中心)
  • 10.3 2物体(質点)系の回転運動の運動方程式
  • 10.4 剛体の重心(質量中心)
  • 10.5 剛体のつりあい
  • 10.6 固定軸をもつ剛体の回転運動
11 例題展開
  • 例題展開11.0 放物運動の飛行時間
  • 例題展開11.1 地球に掘ったトンネル内のボールの運動
  • 例題展開11.2 板の上をすべる物体の運動
  • 例題展開11.3 床上の台にばねでつながれた物体の運動
  • 例題展開11.4 あらい面上で振動する物体の運動
  • 例題展開11.5 斜面上をすべり降りる物体の運動
  • 例題展開11.6 斜面上をころがり落ちる物体の運動
introduction
御法川幸雄(みのりかわ ゆきお)

元近畿大学教授 理学博士。神戸大学理学研究科(物理学専攻)修了。研究分野:宇宙線(ミューオン・ニュートリノ)物理学。現在:基礎物理インストラクター、サイエンスライター。

【主な著書】

※発行時の奥付より
binding
ベクトルで考え微積で解く基礎物理学

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基礎物理学

  • 著|御法川幸雄
例題で究める基礎力学コア 増補版

例題で究める

基礎力学コア

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  • 著|御法川幸雄