言語接触と言語変異

言語接触と言語変異

-中国黒龍江省ドルブットモンゴル族コミュニティー言語を事例として-

著|包聯群
定価7,543円(6,857円+税)
在庫:あり
仕様:A5判上製
ページ数:460
ISBN:978-4-86299-019-8
発行日:2011/02/28
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summary
   

本書は中国東北地域の黒龍江省におけるモンゴル人の言語変異実態およびそのプロセスを詳細に論述したものである。東北地域に暮らすモンゴル人が漢民族の文化、言語などの影響を強く受け、祖先から受け継いだ言語を失いつつある状況を明らかにし、モンゴル語と中国語による接触言語を描くことによって、社会言語学の言語接触分野において議論の焦点ともなっている混合言語、およびバイリンガル・言語維持・言語シフトなどについても考察した。

introduction
包聯群(BAO LIANQUN / ボウ レンチュン)

東京大学学術研究員。主に中国東北地域における少数民族言語のフィールドワーク研究に焦点を置いている。内蒙古大学・大学院修士課程卒業、1997年内蒙古大学の仕事を休職して、日本に留学。東京外国語大学研究生、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻修士・博士課程を経て、学術博士号を取得。中国黒龍江省出身。

※発行時の奥付より
grant

平成22年度日本学術振興会科学研究費補助金(研究成果公開促進費)学術図書(課題番号225080)を受けての刊行。

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