気ままに警備保障論4

気ままに警備保障論4

著|田中智仁
定価1,650円(1,500円+税)
在庫:あり
仕様:四六判並製
ページ数:202
ISBN:978-4-434-31882-5
発行日:2023/04/06
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summary
   

防犯カメラが犯罪を誘発する? 地獄絵図のようなクリスマス!? 警備業務はクソどうでもいいブルシット・ジョブ? 子どもは警備の「主体」か「対象」か?
警備業界専門紙『警備新報』の人気連載を第121回から第160回まで収録。10年間の警備員経験をもつ犯罪社会学者が放つ、警備保障を楽しく学べる学術コラム集の第4弾。

contents
  • まえがき
  • 第121回 「ピカピカ光る」は通じるか?……擬声語
  • 第122回 警備業界の“警備保障”離れ?……社名の由来
  • 第123回 市区町村から宇宙まで?……社名の系
  • 第124回 豪雨災害とBCP……地名の由来
  • 第125回 キラキラネームも悪くない?……人名の多様化
  • 第126回 「ハンコを押しに出社する」の怪……押印文化
  • 第127回 四〇年前の「新しい生活様式」……警備業のB to C
  • 第128回 警備員と貧血……労務管理の医学的視点
  • 第129回 影が薄い日暮里駅事故……本連載第18回の訂正
  • 第130回 サンタさんのいないクリスマス……都市の年中行事①
  • 第131回 チョコがないバレンタイン……都市の年中行事②
  • 第132回 元風俗嬢と警備員……セカンドキャリア
  • 第133回 リスクが高い日本社会……セカンドチャンス
  • 第134回 新卒の警備員が集まらない理由……学校と企業
  • 第135回 競技者への「まなざし」は規制できるか……性的画像問題
  • 第136回 警備員A氏の反発……マスクと日本人
  • 第137回 在宅勤務が苦痛になるとき……第三空間
  • 第138回 周囲からの「まなざし」は有効か……世間体
  • 第139回 クソどうでもいい警備業務……ブルシット・ジョブ
  • 第140回 水と安全は有料……時代の変化
  • 第141回 「音に敏感」の功罪……大阪女子大生殺害事件
  • 第142回 うちの娘も狙われる?……性的画像問題(完)
  • 第143回 「ヘソ天」か「自己犠牲」か……防御姿勢の比較
  • 第144回 警備員の居眠り……「ながら」の文化
  • 第145回 警備員の睡眠障害……日内リズム
  • 第146回 介護優先の若者たち……ヤングケアラー
  • 第147回 大卒警備員の苦境……奨学金返還
  • 第148回 スケートボーダー vs 警備業……五輪後のゆくえ
  • 第149回 築城一〇年、落城一日……信頼の非対称性原理
  • 第150回 性能がよくなるとリスクが上がる?……警備診断の哲学
  • 第151回 監視・巡回と「静穏な環境」……図書館の防犯
  • 第152回 刺客は体内にあり……青木まりこ現象
  • 第153回 「絶対大丈夫」は「根拠ある自信」……スワローズ日本一
  • 第154回 護身術の起源を探る……柔術と警備
  • 第155回 子どもは「主体」か「対象」か……「地域と教育」論
  • 第156回 警備と社会教育の接点……海洋少年団
  • 第157回 性犯罪を見逃した警備員……千葉中央姦淫事件
  • 第158回 列車内の防犯カメラ設置義務を考える……性依存症
  • 第159回 鉄道を警備した男たち……鉄道公安職員
  • 第160回 警備員による急病人対応……一次救命措置
introduction
田中智仁(たなか ともひと)

仙台大学体育学部准教授。博士(社会学)。専門社会調査士。認定心理士。防犯装備士。専門は犯罪社会学、警備保障論。2009年、白山社会学会賞受賞。2010年、特定非営利活動法人日本防犯装備協会特別功労賞受賞。著書『警備業の社会学』で2010年に日本社会病理学会出版奨励賞と日本犯罪社会学会奨励賞を受賞。

【主な著書】

※発行時の奥付より
binding
気ままに警備保障論

気ままに警備保障論

  • 著|田中智仁
気ままに警備保障論2

気ままに警備保障論2

  • 著|田中智仁
気ままに警備保障論3

気ままに警備保障論3

  • 著|田中智仁