翻訳出版

海外の書籍や論文の翻訳権取得の交渉から、日本での翻訳本の発行と販売もお任せください。

翻訳出版をお考えの方へ

海外在住の著者、研究者の書かれた本や論文を日本語訳にしたものを、訳者として出版したいという要望にもお応えいたします。海外の著作物を翻訳して日本で出版するには、著作権を持っている著者や現地の出版社との交渉が必要です。当社が取引先のエージェントを介して、先方と交渉いたします。前払い金や印税率、出版期限などの条件を取り交わし、翻訳出版権を取得します。当社が窓口となり一連の対応をいたしますのでお任せください。

翻訳出版の画像
翻訳出版のクレジット表記
翻訳出版の書籍タイトル部分
翻訳出版の訳者あとがき

翻訳出版をする際のおおまかな流れ

(1)原書とご相談者様について

まず、日本語に翻訳したい原書名、著者名、原書の概要(書籍が紹介されているURL等がわかれば一緒に)をお教えください。既に著者と交渉されていたり、原書の出版社へコンタクトされている場合にはその旨も合わせてご連絡ください。
今回、翻訳される方の翻訳スキルや専門書であれば専門的な知識の有無についてもお教えください。

(2)翻訳出版権の確認と交渉

海外の書籍を日本語に翻訳して出版するためには、まずその著作物の出版権を持っている出版社や著者と権利関係を確認する必要があります。
著作権者である著者とコンタクトをとっていて、翻訳出版の話がついていたとしても、翻訳出版権を取得せずに出版することはできません。著者が了承していても、出版社には出版権がありますので出版社にも了解を得ないと出版はできません。原則、翻訳出版権を締結するのは版元出版社と翻訳出版する出版社の2社間になります。
翻訳権を締結するために、著作権の仲介をしているエージェント会社を通して交渉します。エージェントは世界各国の版元との交渉窓口をもっており、出版物等の翻訳権締結を専門にしている会社です。エージェントを介して日本語訳権利の空きの有無を確認し、契約条件や印税率(著作権利用料)の確認をとります。

(3)契約条件の確認

著作権仲介エージェントから提示された条件(前払い印税、後払い印税、契約期間、締結に係る関連費用など)をもとに、発行する部数や本体価格などをご相談者様と一緒に検討させていただきます。こちら側の条件がまとまったら、エージェントに連絡をして版元出版社へ条件を提示してもらいます。双方で合意が取れれば、翻訳権締結を進めていくことになります。

(4)出版費用の確認

翻訳権取得にかかる費用だけではなく、本そのものを制作するための出版費用もかかります。当社との出版条件や費用についてもご相談させていただきます。これらの条件と費用についてご納得いただければ、正式に翻訳出版の権利の取得と出版契約を締結させていただきます。

(5)翻訳の開始

ご相談いただく前に翻訳を完成されている方もおられますが、原著の翻訳自体はご自身でご対応いただきます。翻訳出版をする際のひとつの難関は、原書に「忠実に、正確に」行う必要があることです。誤訳や不正確な翻訳があれば本としての信頼性、原書への敬意にも関わります。
翻訳にあたっては、それ相応の語学力や翻訳スキル、専門書であればその分野に長けている必要があります。原書が忠実且つ正確に訳されているか、ニュアンスの違いはないか、日本語表現として適切かなども入念に翻訳者自身でご確認いただく必要があります。翻訳されたものと原書の読み合わせ(正確性の確認)が必要になる場合には、第三者(翻訳会社や翻訳家)にチェックを依頼いたします。

(6)編集、校正、組版、デザイン

ここからは当社が通常、本を出版する際の工程と同じになりますが、まずは翻訳された日本語の文章についての編集や校正を進めていきます。初校・再校・念校の工程を経て、印刷製本してもいいという段階になれば校了となります。これらと平行しながら組版や表紙やカバーのデザインなども進めていきます。

(7)印刷・製本

校了後、印刷製本の工程へと進めます。印刷会社にデータを入稿し、約2~3週間で本が出来上がります。

(8)納品

完成した翻訳本を訳者へ納品します。エージェントにも連絡をとり、版元の出版社に完成した本を納品します。

(9)販売・売上管理と報告

翻訳した書籍を販売するにあたって、取次会社、Amazonなどのネット書店、オンラインストアへ登録、弊社サイトでの紹介ページの作成を進めていきます。また、エージェントや版元への販売報告、後払い印税など後々に発生する費用や支払いなどは案件ごとに対応していきます。

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